高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和2年7月1日発行 第76号

檀信徒の皆さまこんにちは。
気がつけば1年の半分が過ぎていました。
本来であれば東京オリンピック・パラリンピックで
盛り上がっている時期です。
少しずつ日常が戻ってきたようにも感じていますが、
個人的には高校野球の県予選と
変則的な甲子園大会を楽しみにしています。

新型コロナウイルスについて

コロナウイルス感染の第二波、
第三波を気にしながら手探りの生活が
続いているのではないでしょうか?

 

パンデミックという聞きなれない言葉の元、
様々な犠牲と共に、指導者的立場の
不祥事なども明るみに出ました。

 

諸外国と比べると人口当たりの
死者数などを百分の一以下に
抑えることが出来た現状を、
今後の為にもどこかのタイミングで
総括をする必要があるのではないかと感じています。

 

 

最近のお便りでは世論を
若干批判的に書いてしまい、
読みにくく感じられた方もいるかもしれません。

 

一連の騒動を戦時中の様だと
例える方も居られましたし、
報道の偏りや一方通行に対して、
余りにも反対意見が少なく感じたために、
仏教者としての立ち位置から
世間とは少し違った意見を
書かせて頂いたつもりですが、
基本的には一生懸命に頑張っている人たちを
批判するのは好きではありません。

 

その様な中で私が残念だったのは
専門家会議の議事録が
残されていないとのニュースでした。

二百三高地を観ました。

話は変わりますが緊急事態宣言中に
「二百三高地」という日露戦争の
映画を観ました。

 

理由はコロナウイルへの
我々の対応が戦中のようだと
言われた戦争体験者の方々がいたのと、
戦争へと突き進んでいく時代的背景に
関心が有ったからです。

 

古い戦争映画ですし、
そこから客観的な事実を知り得るとは
思っていませんでした。

 

ただ、今ある裕福な生活や自由は
多くの先人たちの犠牲の上に有ること、
乃木希典や伊藤博文、大山巌、
明治天皇など歴史教科書の登場人物が
実際に今の私たちの生活と繋がっている事を
強く感じました。

 

また、敵国のロシア文学を愛する理性的な主人公が
戦況の中で殺戮者へと変貌していく
戦争の狂気さもリアルに描かれており、
経済的冷戦の様な今を
戦争へと踏み込ませてはいけないとも
強く感じました。

専門家委員会の議事録の重要性

なぜ戦争へと踏み切って行ったか?
これには多くの主張があり、
その詮索をこの場でする事では無いと思います。

 

しかしどの様な理由やデータから、
今回のコロナウイルへの対応に至ったのかは、
しっかりと議事録として残しておくべきだったと思います。

 

人の命だけでなく、生活や時間。
今年にかけていた青春など
多くの犠牲を払いました。
実際に商売を閉めた方もいます。
「いのちの重さに勝るものは無い」
との考えは正論ですが、
日常の生活や経済、商売、青春も
かけがえのない「いのちの一部」だと
私は思います。

 

政策に正解や「たられば」は無かったとしても、
方針に至るまでの経緯を知りたかったですし、
未来への課題として残しておくべきで有ったと強く思います。

 

議事録により幅広い意見が出にくくなる
と言うのは学級委員会レベルの話で、
専門家と呼ばれる有識者であればこそ
信念と勇気を持って
記録を残して欲しかったと思います。
その行間にこそ多くの財産が
眠っているに違いないと考えるからです。

8月の行事について

8月の行事のお知らせです。
例年通り盆月の講習会は行いません。

 

また新型コロナウイルスは
空気感染よりも接触感染での
拡散確立が高いとの報告も出ておりますので、
非常に残念ではありますが、
毎年8月21日に行っている
千巻心経と供養盆踊りは中止と致します。
代わりに法話の会などが出来ないか検討中です。

大掃除のご案内
8月1日(土曜日)あさ6時頃から
本堂と境内の大掃除を1時間程度行います。

都合のつく方のご協力をお願い致します。

編集後記

特別定額給付金などの経済対策も重要ですが、
子供や孫たちへの借金で有ることには
間違いがありません。

 

政党や候補者の票集めに利用されない様に、
朝三暮四とならない様に気をつけたいものです。      
合掌

 

令和2年7月1日発行 第76号

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