高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和3年2月1日発行 第83号

檀信徒の皆さまこんにちは。
暦の上では春となりました。

 

毎日のようにコロナ感染者数が報告されていますが、
春を感じた数、感謝や喜びの数を
テレビでも毎日報告をしてくれたら
世の中が明るくなるのではないかと思っています。

 

メディアに期待するのではなく
当山にご縁のある方々だけでも
毎日の感謝を数えながら生きていきませんか?

コロナウイルスを考える

さて、新年の8日には、
「第二回・お釈迦さまの言葉と瞑想」
と題して講習会を行いました。

 

檀信徒様の中には何故この時期に行うのかと
思われる方がおられるかもしれません。

 

年をまたぎコロナ感染者も増えて来ましたので、
行うべきか考えましたが、
参加人数も少ないので、
密になることもありませんし、
飲食も伴わないので
開催とさせて頂きました。

 

誤解を恐れずに書かせて頂くと、
私にとって「死」は非日常ではありません。

 

国と国との経済格差は広がり、
それぞれの国内においても
貧富の差が大きくなっているのが
世界各国の現状です。

 

しかし時間の経過(諸行無常)と
死は誰にでも平等です。

 

もしかしたら老や病や死さえも
厳密にとらえると平等では無いかもしれませんが、
これらを避ける事は出来ません。

 

それを自覚し、受け入れるのも
お釈迦さまの大切な教えだと考えています。

 

1月末の時点で日本国内での
コロナ死亡者数が5千人を超え、
大分県内でも15人と発表をされています。

 

けれども若年層や女性などの弱者を含めての
自殺者数はそれをはるかに超えています。

 

昨年1年間での国内の自殺者数は2万919人。
県下では191人。

 

昨年の12月だけでも21の方が
県内で自らの命をたっています。

 

確かにこれだけではコロナとの因果関係は分かりません。
けれども「死」という現象の前では
原因ではなく人が亡くなっていることを
重視すべきではないでしょうか?

 

まずは、お年寄りや疾患をお持ちの方は
人一倍気をつけなければなりません。

 

その上で恐れずに書かせて頂くならば、
年を重ね、疾患が増えて人は亡くなります。

 

それは父を自宅で看取ったことからも実感をしています。
これは自然の摂理です。

 

むしろ疾患も無い若い人達が亡くなることが
不自然であると思うのです。

 

統計によると転倒などによる事故死は
年間で1万人を超えています。

 

その主な原因は引きこもりなどによる
運動不足だそうです。

 

コロナ感染を防ぐ方法は手指消毒や、
うがい、マスクの着用です。

 

過度に怖がり過ぎることなく、
心身の衛生管理を含め散歩などにも
出て欲しいと願って止みません。

 

また感染した人々を責めることが
私たちの行動を狭めることにも
つながっていることを再認識し、
差別などは絶対に避けるべきだと強く思っています。

 

コロナウイルスには身体も心も感染しないように
気をつけなければなりません。

三密とは

1月の講習会でお話した
お釈迦さまのお言葉をご紹介します。

 

「正しい智慧によって解脱して、
やすらいに帰した人〜
そのような人の心は静かである。
ことばも静かである。行いも静かである。」

 

昨年の流行語大賞は「三密」でした。
現代の三密は密閉、密集、密接ですが、

 

三密の本家本元は仏教用語の
「身・口・意」つまり身体の行いと
口から発する言葉、意思の心のことを指します。

 

この三密を仏さまと同じ様に整える。
これが真言宗の目指すところの
即身成仏(生きたままで仏と成る)です。

 

行いと言葉と心に気をつける。
平安に生きる為の三密です。

巡回布教はお休みをします。

3月8日(月曜日)14時から
金剛宝戒寺 本堂に於いて
「第四回・お釈迦さまのことばと瞑想」

 

例年3月の講習会は本山布教師による
巡回布教の日に当てていましたが、
今年はコロナ禍ですので
巡回布教は中止と致します。

 

緊急事態宣言が発表されましたら中止と致しますので、
お話しは今回も住職がさせて頂きます。

 

演題は同じですが
ご紹介するお言葉などは毎回違いますので
散歩がてらお墓参りのついでにでも
覗いてみて下さい。

 

当山の墓地の樹木を伐採しました。
スッキリしてご先祖様も喜んでくれそうです。
合掌

 

令和3年2月1日発行 第83号

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