高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成28年2月1日発行 第23号

檀信徒の皆さまこんにちは。一年で一番寒い時期を迎えています。しかし確実に陽は長くなり、枯れたように見える紫陽花にもしっかりとした芽がついています。春はそこまで来ています。綺麗な花を咲かせる為にも今を頑張りましょう。

終活セミナー

一月八日は大変寒い中でしたが、二回目の終活セミナーが行われました。五〇名もの方が参加され、関心の高さが伺われました。エンディングノートの書き方を中心に講演がされました。参加出来なかった方にもエンディングノートをお分け出来ますので、必要な方はお声かけ下さい。エンディングノートには法的効力は有りませんが、現時点での自分の状況や考え方を確認する為には適したアイテムであり、それは家族や周りの方の為にも助けとなるノートだと思っています。

エンディングノートについて

しかし、すべてのモノには二面性があり、書き残した事により誰かを傷付ける可能性も有ります。その事は私たちが普段何気なく使っている刃物にも薬にも車にも言葉にも当てはまります。私が終活の講習を受けに行った時に「エンディングノート」として世間に周知されている名前ですが「未来ノート」として「エンディングノート」をとらえて欲しいとの説明を受けました。今回の講習が「より良い今を生きる為」の講演となった事を願っています。分からないことや疑問に思うことが有りましたら是非、質問をして下さい。

納骨堂について

現在、建築許可を申請中の納骨堂ですが、建設予定地は本堂の北側上段です。山門側からの出入りがメインですが、足腰の悪い方は、お寺の上を通る道路からも出入りが出来て便利だと思います。(入り口には施錠ができます)
今回、納骨堂の建設に踏み切ったのは、少子高齢化に伴い、跡取りの居ない方や、後継者が遠方に離れて住んでいる方の受け皿になる為が主な事由です。したがって大分では珍しいですが、個人(一人向け)や夫婦型の納骨壇が中心になります。もちろん家族型の納骨壇も有りますが割合としては少なくなります。
したがって小規模な納骨堂になりますが、永代にわたり維持管理が出来るように石造りの建築物となります。きらびやかな建物ではありませんが、お寺が中心となり、納骨堂を縁(えにし)として生前に契約した人たちが、血縁者だけでなく、埋葬された全ての方々に手を合わせる事をコンセプトとして考えています。この様な考え方を「相互供養、相互礼拝」と言います。もちろんご供養は住職が責任を持って勤めさせて頂きます。今回は檀家様に限らず入壇が出来る様に考えていますので、寄付などは一切集めませんのであわせてご報告致します。以上が概要になります。

巡回布教と千巻心経

三月は巡回布教を行いますので講習会はお休みです。日にちを間違えずにお参り下さい。

三月九日(水曜日)午後二時から四時頃まで
巡回布教と千巻心経
布教師 古田宥真 師
演題 「うどんのようにつながって」

広島にお住いの本山布教師です。四〇歳ですので私よりも若い先生ですが、演題のタイトルからどのようなお話を聞かせて頂けるのか楽しみです。布教の後には皆さんと般若心経をお唱えしたいと思っています。

編集後記

虚往実帰
むなしくゆきてみちてかえる   (性霊集)

お大師様の漢詩文集の中でのお言葉です。その当時、無名の僧侶であった空海さまは大学を中退されて留学生として遣唐使船で中国に渡り、密教の教えを学びに行かれました。自分が海のものに成るとも山のものに成るとも分からず何の保証もなく、希望と不安の門出だったと思います。そしてわずか二年で多くの事を体得され満ちて帰って来られました。
そこまで大袈裟な事ではないかもしれませんが、納骨堂の建立は私にとっては挑戦です。自分の存在がなくなった後にでも、お檀家様と後世の住職が、作ってくれて良かったと思ってもらえたら本望です。高野山開創千二百年の団体参拝で宿泊した無量光院の前官様が参拝者へ色紙に書いて下さった言葉でもありますのでご紹介致しました。     合掌

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