高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成29年1月1日発行 第34号

檀信徒の皆さま、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
お正月はいかがお過ごしになりましたか?私にとってお正月は一年で一番ゆっくりと出来る時ですが、実際にお正月を迎えてみると、その日の過ぎるのが早い事。特に今年は一月三日から法類のお寺様の法事が入っており、若輩ながら導師を仰せつかっております。今年も忙しい一年となりそうです。
平成29年1月1日発行 第34号
ご本尊の御開帳と除夜の鐘付き

12月の講習会「後悔しないお葬式を送る為に」について

昨年十二月八日には「後悔しないお葬式をおくるために」と題しまして、私がお話をさせて頂きました。
出足が悪く心配をしておりましたが、お寒い中を三十五名もの方にお集まり頂きました。
お葬式は結婚式と異なり、なかなか用意周到に迎えることは出来ず、その意味や意義を分からないままに送ってしまいがちですが、
私の経験からは大きく三つの趣旨があると思います。
@故人の魂(霊)を諫め、死を受け入れる。
A故人に代わって、お世話になった方やお参りに来て下さった方へのお礼と故人の晩年や最期をお伝えして、跡取りとなる喪主の披露。
Bお葬式を行うことによって得られる喪主や遺族の安心感。
@とAをこなす事によりBの安心感が得られると思っています。
また、その根底には古来より日本人にある輪廻転生(三世思想)への信仰と信頼が不可欠だと思っています。
数式に示すことは出来ませんが長年、お葬式や法事などを行っていますと偶然とは思えない、出来事に遭遇したり聞いたりします。
その時に一番納得のいく答えは前世からの「ご縁」だと思うのは私だけでしょうか?

2月の講習会について

月参りなどでお話を伺っていると最近はおせち料理を作るお家が減ってきているようです。
それでも日本の風物詩でもあり、縁起担ぎでもあるのでお正月料理を口にされた方は多いのではないでしょうか?
いつもよりも贅沢なご馳走を頂いた後は七草粥など日本には素敵な風習がのこっていますね。大切にしていきたいものです。
近年では平均寿命の他に健康寿命と呼ばれる年齢を耳にします。
元気にご馳走を頂くには健康な内臓が不可欠ですが、元気な内臓を維持するために忘れてはいけないのが口腔環境です。
歯が丈夫でなければ食べ物を良く噛むことが出来ず、結果的に胃などの内臓への負担が大きくなってしまいます。
また良く噛むことにより過食を防ぎ肥満の防止になったり、唾液を出すことが脳の老化などを防ぐことも知られています。
二月は口腔衛生についてお話を伺います。
ストーブなども入れておりますが、一年で一番寒い時期になります。靴下を重ねて履いたり、ひざ掛けなどをご持参ください。

二月八日(水曜日)十四時より
金剛宝戒寺 本堂に於いて
講師 けんせい歯科クリニック
歯科衛生士 佐藤千代子さん
演題「お口の健康」

編集後記

昨年一月号の宝戒寺便りを読み返すと三つの目標を上げておりました。
一、納骨堂の建立
二、金剛寳戒寺のホームページの開始
三、毎月八日の講習会の充実
納骨堂の建立を含め八割方が実行できたのではないかと甘い採点をしています。
それらを踏まえ、今年の目標は「不動心」にしたいと思います。「動じない心」とは「柔軟な心」だと私は考えます。
柔軟な心の根底には相手への「理解」、「慈悲心」が不可欠です。物事を決めつける事なく「心穏やかで」ありたいものです。
少し大きすぎる目標を掲げましたが、もう一つ上げるとしたら「お檀家様と共に般若心経をお唱えする!」としたいです。
こればかりは私一人ではどうにもなりませんが、月忌や毎月八日での講習会でも少しづつお唱えの声が増えてきている気がしています。
わずか二百六十三文字のお経ですが、その内容は深く、功徳も計り知れないものが有ります。
暗唱する必要はありませんので、心を込めてお唱え致しましょう。

合掌


平成29年1月1日発行 第34号
本堂から見た「初日の出」

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