高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

金剛寳戒寺便り 11月1日発行 第20号

檀信徒の皆さまこんにちは。
布団から起きるのが少し辛い時期になってきました。
今日こそは早く寝ようと思うものの、
夜長の秋は気づくと遅い時間です。

 

しかし鐘を突く早朝は、空気も澄み切っていて朝焼けが綺麗です。
さて、十月も八日に講習会を行いました。
講師の西村慶治さんは特定社会保険労務士
キャリアカウンセラーとしてハローワークや
様々な所からも依頼され講演を行っている方です。
語学が堪能で始まりは中国語の自己紹介からでした。

 

ご自身も光和産業株式会社の
代表取締役でいらっしゃいますが、
社内でも社員さんを引っ張るよりも、
社員さんが働きやすい環境を作り、
各々が壁に当たった時に相談に乗って
共に解決策を考えるタイプだとおっしゃっていました。

 

その反面、「失敗は成功の基」という言葉を例に、
諦めなければ世の中には「成功と成功の基」
しかないと説明していたのには共感を致しました。

十善戒

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「仏前のおつとめ」の説明の続きです。
十善戒の次は発菩提心です。
ご真言は オンボウジ シッタ ボダハダヤミ
意味は「覚りを求める心を起こしますと誓います。」となります。

 

お経本の中での意訳が好きなので載せておきます。
「白浄の信心を発して 無上の菩提を求む 
願わくは自他もろともに 仏の道を悟りて 生死の海を渡り 
すみやかに解脱の彼岸に至らん」

 

次は三昧耶戒です。
ご真言はオン サンマヤ サトバン
意味は「私達も覚りを得て、仏様と一つとなり、
人々を救い、幸せにするという仏様の心を、
私たちの信条として努力していきますと誓います。」となります。
お経本の意訳では
「われらはみほとけの子なり ひとえに如来大悲の本誓を仰いで 
不二の浄心に安住し 菩薩利他の行業を励みて 
法身の慧命を相続したてまつらん」です。
どちらも言葉とリズムが綺麗で
お唱えをしていると思わず手を合わせたくなります。


お知らせ

月参りでお話を伺っていると漠然と老後に不安をお持ちの方が多いように思います。
先ずは何に不安を感じているかを考えてみてはいかがでしょうか?
今後予想される問題に前もって備える事により、
将来への不安を和らげたり、自分自身を見つめなおし、
これからの生活をより良いものにすることが出来るのではないでしょうか。

 

そこで十二月と一月は「終活」についての講習を行いたいと思います。
一回目の講習では主に終活への考え方と取り組み方を中心にお話して頂きます。
先日、打ち合わせをしてお話を伺ったのですが
「終活」に早すぎるは無いと感じました。
年齢が若い方であれば自分の為の終活だけでなく、
両親や祖父母の為にも役立つ知識だと思います。
可能で有れば、親子や御夫婦での参加を強くお勧めしたいです。

十二月八日(火曜日)午後二時から
金剛宝戒寺本堂に於いて
終活カウンセラー 田仲カス美さん
「今をより良く生きる為の終活セミナー」

私の父は亡くなる前に自分の葬儀に呼んでほしい人の名前を残してくれていました。
それだけでも、心細く喪主を務める私にはとても有り難かったのを覚えています。
終活は将来、自分が意思表示を出来なくなった時に
介護、医療、相続、葬儀の希望をかなえてもらうだけでなく、
家族が様々な判断をする時にも役立つと思います。

 

十月は修行時代の友達の晋山式(住職になる為の法要)が
鳥取であり参列してきました。
現住職様が名誉住職になられ、
新住職さんへ御袈裟と過去帳と五鈷杵(仏具)を授与する儀式です。
大勢のお坊さんや檀信徒さまの見守る中、厳かに行われました。
これは僧侶としての「終活」の一部なのかもしれないと思いました。
祝賀会では双方からこれまでの感謝と新たな決意を聞くことも出来ました。
私は住職をさせて頂きまだ三年ですが、
自分も目の黒いうちに次の代へと譲るべきだと思いながら
気がついたら夜長の深夜でした。合掌

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