高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成29年8月1日発行 第41号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
九州北部地方での豪雨により被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げます。
幸い大分市内では被害報告を聞いておりませんが、皆様はお変わりありませんでしょうか。
今の時代、「絶対に大丈夫」などと言う言葉は無いのだと実感致しました。
当山も裏山に墓地公園を背負い、借景としておりますが、少し意識を変える必要性を感じています。

九州ブロック 合同研修会 宮崎大会

さて七月三日と四日に宮崎県で九州ブロック合同研修会がありました。
昨年は大分支所が当番で多くの方に参加頂きましたので記憶に新しいかと思います。
今回、当山からは私一人の参加でしたが大分支所からは六十名以上の方が足を運ばれました。
宮崎大会では法要を行わずに高野山真言宗宗務総長の添田隆昭僧正様、貴乃花部屋の女将さんである花田景子さん、テレビ宮崎アナウンサーの柳田哲志による講演を聞きました。

 

花田景子さんは「相撲にみる 日本人の心」と題してのお話でした。
師匠と弟子の強いつながりと信頼関係のお話には、昨今つながりが希薄になりつつある僧侶の世界とも内容を重ねて聞かせて頂きました。
その反面、自分の子どもを角界に入れないなど物事にとらわれない柔軟な考え方にも感心をいたしました。

 

柳田哲志さんは生番組の中継中に事故に遭い、首から下が動かなくなってしまった重度の身障者です。
今は過酷なリハビリを経て社会復帰をされています。
「車椅子から見える世界」の演題の通りに、一般の人たちが体験しえない困難と立ち向かい、私などが到達することが出来ない達観された視野からのお話でした。
先日読んだ天台宗のお坊さんで荒良寛さんという方の書かれた本の中に「悟りとは、できない事は出来ないとあきらめること」とありましたが、当にそれを体現されている方です。
決して後ろ向きに「あきらめる」のではなく、むしろ健常者の我々よりも積極的にポジティブに考え行動されています。
「車椅子の人生に生まれ変わってまだ十才」
「人間、一瞬先には何があるか分からないから今を一生懸命に生きる」
「車椅子の生活を送るようになって、心底から感謝の言葉を言えるようになった」
など本当に心を打たれるお話でした。それ故に我々の身の上を非常に案じて下さっていました。

 

自分自身にでは無くても身近な家族にその様な災難があれば周りの人たちの生活も一変すると思います。
「かゆい所に手が届く」「自分で布団から起きることが出来る」
本当は全ての事が感謝なのだと、痛感させられるお話でした。
皆様にも聞いて頂きたかったです。

大分市仏教会 自主上映

七月八日には大分市仏教会の主催による「ずっと、いっしょ」の自主上映を当山の本堂において開催いたしました。
大変暑い日ではありましたが、約六十名の参加を頂きました。
上映後のアンケートでも八割の方から「とても良かった」二割の方から「よかった」と大変好評の感想を頂きました。
皆様で命の大切さ家族の絆などを感じて頂いたと思います。

月例の講習会と大分市仏教会 仏教講座

九月の講習会はバラエティー番組「ぶっちゃけ寺」やお昼の番組「バイキング」にも出演されている松島龍戒師をお迎えし、当山の勉強会と大分市仏教会の仏教講座にてお話をして頂きます。
松島師のお寺では数十年前より生前契約のお葬式などに取り組まれています。
また僧侶としても臨床宗教師の資格を取り幅広い分野で活躍されています。
内容は二日とも違ったものになりますので楽しみにご参加ください。

 

日 時 九月八日(金曜日)十四時から
演 題 「こころと体を健康にするお経の話」
日 時 九月九日(土曜日)十四時から
演 題 「ぶっちゃけ生老病死」
場 所 金剛宝戒寺 本堂
講 師 松島龍戒 師 (功徳院 住職)

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