高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成30年3月1日発行 第48号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
同じ気温九度でも秋から冬に向かう九度と
冬から春へのそれとでは全く違く感じます。
人間、多少の試練があった方が物事を
温かく感じる事が出来るのかもしれません。
我以外皆師也。(われいがいみなし)
四季も多くの事を教えてくれます。

2月の講習会 コ丸公人さん

二月の講習会は大変寒い中でのお話となりました。
講師のコ丸公人さんはご自身が十九歳と二十六歳の時に
お父さま、お母さまを亡くされたこと。
また二十二年間お勤めになった葬祭業の経験から生前整理の必要性を感じられて
その普及の為に生前整理アドバイザー認定指導員として活動されています。
同じ整理でも生前整理と遺品整理では大きく異なること
特に費用面での違いや(生前の方が格安で済む)
自分の意思や思いを反映することが出来るといった説明
ゴミの処理方法は市町村によって違う事。
一度に全ての整理は出来ないので
こまめに一日に一時間程度を限度に
十五分でも良いので少しずつ
一カ所ずつでも片付け始める様に勧められていました。

 

また元気の良い時からの生前整理を勧める理由として
@決断力
A判断力
B分別力
Cモノの管理力
D体力の充実を挙げていました。

 

そして、ただ漠然と掃除をするのではなく
「なぜ部屋が散らかったのかを考えながら整理をする事が肝心」
だと説明されていたのが印象的でした。
その様な習慣を身につけることによって
物の管理や把握が出来るようになり
衝動買いが抑えられるとの説明でした。

 

また遺品整理の場合はほとんど丸投げで
業者に委託する事が多いので
モノの紛失や相続人間でのトラブルになる事も多いそうです。

平昌オリンピック

話は変わりますが、過去最高の十三個のメダルを獲得した
冬季のオリンピックにはたくさんの感動をもらいました。メ
ダルを獲得した選手ばかりでなく、
入賞した選手や予選落ちをした選手にもそれぞれのドラマが有り
明るいニュースを届けてくれました。
そして選手のインタビューを聞いていると共通して出て来る発言が、
自分を支えてくれた人たちへの「感謝」と「精進」という言葉です。
世界で活躍する一流のアスリートが共通して持っている認識ですから
間違えの無い考え方、生き方なのだと思います。
「精進」と言うと何か古臭い感じがするかもしれませんが
肉体だけでなく精神的な鍛練もそこに含まれるので
好んで使われているのかもしれません。

4月の講習会のご案内

日時 四月八日(日曜日)午前十時から
場所 金剛宝戒寺本堂に於いて
講義 「六波羅蜜行のススメ」
講師 当山住職

 

来月は私がお話をさせて頂く予定です。
六波羅蜜とは大乗仏教の中で説く六つの修行です。
その中には「精進」も含まれていますし
十善戒の中には「言葉」の行いが四つも取り上げられています。
次の様なお釈迦様の古い経典の中の
言葉などを参照にお話をしたいと思っています。

 

どんな悪をもなさず、
あらゆる善いことをし、
おのおの心を清くする、
それが仏の教えである。
〜パーリ「法句経」〜

編集後記

学生時代は、ずっと体育会系で身体を動かしてきました。
今は全く運動をしていませんがスポーツ観戦は何でも好きです。
何よりも選手たちの勝負時の引き締まった顔と
その後の素敵な笑顔。
カーリング女子に象徴される様にはじける笑顔が
人々を引き付けるのは万国共通の様です。
帰国後の会見で「自分たちの為に笑顔を絶やさなかった」
と言っていたのにとても感じ入りました。

 

笑顔
 あなたの笑顔が
まわりの空気をかえる
そして 人の心をかえる

 

今、お寺の玄関先に貼ってあるポスターです。
「和顔愛語」は誰にでもすぐに始められる修行ですが
継続は難しいものです。   合掌

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