高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成30年4月1日発行 第49号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
春のお彼岸も終わりました。
気がつけば、一足早い春の訪れを
教えてくれたお墓の白木蓮が
茶色い足跡を残し去っています。
この季節の移り変わりは艶やかなだけに早く感じます。

3月の講習会

三月の講習会は吉田宥禅僧正様をお招きして
恒例の巡回布教でした。
吉田僧正は元々は在家の出身で
人間国宝、桂米朝さんの十四番目のお弟子さんでした。
真打になるまでの売れない時代を支えてくれた
奥様(当時の彼女)と結婚するために
奥様の実家であるお寺の門を叩いたのが
仏縁の始まりだったそうです。

 

そして芸人であった自分を
お寺の副住職として受け入れて下さった
総代さんの言葉

 

「時代ですな」と

 

兼業は許されない噺家の世界で
それを許してくれた師匠米朝の

 

「おもしろいじゃないか」

 

という二つの言葉に吉田さんは支えられ、
今でもその言葉を励みに精進をしていると
前半はご自身の半生を振り返えられました。

 

さらに後半では般若心経秘鍵の中にある

 

「真言は不思議なり 
観誦すれば無明を除く
一字に千里を含み 
即身に法如を證す」

 

(真の仏の言葉には不思議な力がある。
仏様を想い唱えれば根源的な無知を除くことができる。
この真言の一文字、一文字には
無量百千の真理が散りばめられていて
たちまちに如来の智慧を覚ることが出来る)
とお大師様のお言葉を紹介された上で

 

私たちも仏前勤行次第の中で三昧耶戒のご真言

 

「オン サンマヤサトバン」をお唱えし

 

菩薩道(ほとけの子供としての働き)を
お誓いしているのだから
少しでも人々の為につくせる人間に成りましょう!
と諭されました。最後には回向文

 

「願わくはこの功徳をもって あまねく一切に及ぼし
 我らと 衆生と みな共に仏道を成ぜん」を

 

皆さんでお唱えしてお説教を終えられました。

 

その日の晩御飯は吉田宥禅さんを囲み
数人のお坊さんで食事をしました。
その中で、吉田さんは地元岡山の子供達にも解る
十善戒を作り、教え広める活動をしていると仰っていました。
いつの日か皆様にもご紹介をしたいと思いますが
仏法(ほとけさまの教え)とは
決して遠いところにあるのではないのだと
改めて思った一日となりました。

5月の行事

5月は行事が盛りだくさんです。
お大師様が高野山の奥の院にご入定された
旧3月21日にお菓子のお接待をしています。
金剛宝戒寺以外でも3軒のお家が
お接待をしていますのでお立ち寄り下さい。

お接待
5月6日(日曜日)午後より
金剛宝戒寺 本堂に於いて

 

お釈迦さまがお生まれになった旧4月8日に
甘茶のお接待をしています。
容器をご持参の上お持ち帰りください。

お花まつり(甘茶のお接待)
5月22日(火曜日)九時頃より
金剛宝戒寺 本堂に於いて

5月の講習会

話は変わりますが「フレイル」
と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?
フレイルとは、年を重ね心身の活力が衰え
弱々しくなった状態(過程)を言います。

 

フレイルを防ぐには肉体的な事ばかりでなく
食事や栄養、経済的困窮や社会的な孤立なども含まれます。

 

未来を言い当てるのは困難ですが
誰もが移り変わり、死を迎えることは確実な事です。
避ける事の出来ない現状を多面的に防いでいく
フレイル予防について教えて頂きます。

 

例えばフレイル予防の一つにお口の周りの健康があります。
@残っている歯が二十本未満
Aかむ力が弱くなった
B舌の力が弱くなった
C活舌が悪くなった
D硬い食べ物が食べづらい
Eむせることが増えた。

 

などの自覚症状が三つ以上あったら
オーラルフレイルの可能性があるそうです。
これらを未然にケアする事で
心身の能力を維持していく事が目的です。

 

日時 5月8日(火曜日)
場所 金剛宝戒寺本堂に於いて
講義 「教えてフレイル予防」
講師 けんせい歯科所長 後藤芳子先生

皆様のご参加をおまちしております。 合掌

 

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