高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成30年11月1日発行 第56号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
このお便りを十一月四日以降に受け取られている時は、
御本尊大日如来様の開眼七〇〇年記念法要も終わっています。
お便りが未来への手紙の様で不思議な感覚ですが、
盛会に終わっているであろうことを想像しながら
日々を過ごしています。
経験したことが無い形で毎日が駆け足で過ぎていく中で、
周りの方々の協力に感謝の気持ちが募るばかりです。
充実した時間を大切に送っています。

10月の講習会 竹内さよみ先生

十月の講習会は竹内さよみ先生をお迎えし
「誰もが生まれて良かったと思えるために」
と題して講演をして頂きました。

 

講習会が土日祝日に当たると
参加者が少ない傾向にあるのですが、
今回は四十名前後の方に来て頂き
皆さん真剣な眼差しで聞き入っていました。

 

大変多彩な経歴をお持ちの竹内先生は、
ご自身の経歴からお話が始まりました。
九州大学の文学部社会学を卒業されており、
世の中の構造の変化と個人の変容の相互関係のお話は、
基本的な社会学の説明だったと思うのですが、
私は今までにあまり聞いたことの内容でした。

 

私たちが意識せずに送っている日々の生活の成り立ちを、
意識して学問としたのが社会学だと知りました。
迫害などなく自由に暮らせている日本ですが、
環境要因の大切さ、世間を作っていく事に関心を持つことが
表題にある「誰もが生まれて良かったと思えるために」
の第一歩である事を強調されていました。

 

多岐に渡るお話の中で私が一番興味を引いたのは、
「素質とは自分が興味を持っている事、好きな事」
だとの説明でした。
子供を育てていく中で、ついついマイナス方式となり、
悪い所を直す方面に意識が行きがちですが、
子供が関心を持っている方向へ成長させてあげる事は
親としての大切な責務だと思いました。
また「好きであることが最大の素質である」から、
物事を始めるのに「遅い」も「年齢」も無いと仰っていたのは
当に先生の実体験と人生そのもので説得力がありました。

 

さらに臨床心理士の立場として
「あるがままに受け入れる度量の広さ」の
大切さも説かれていました。
これは仏教的な「諸行無常」の思想と
大変通じていると思います。
一朝一夕にはいきませんが、
その度量を広げるには「感謝の心」を
養う事が近道の様な気がしています。

12月の講習会のご案内

十二月八日(土曜日)午後二時より
金剛宝戒寺 本堂に於いて
「年納めコンサート」
出演 シニア・ハーモニー・k&k

今年最後の講習会は「行く年くる年」をイメージして
明るく終わりたいと企画しています。
シニア・ハーモニー・k&kは
9人編成のシニアバンドです。

 

これまでに演奏活動が993回にも達し、
大分合同新聞やOBSなどテレビ各局にて
報道されたこともあるのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 

演奏内容はリバイバル曲を中心に
誰もが知っていると歌謡曲、童謡や民謡。
時にはハワイアン、ロック等の演奏を交えながらの
全員合唱や曲目当てクイズなどもあるそうです。

 

東京ラプソディーや北国の春。高校三年生、
上を向いて歩こう、青い山脈。などなどを演奏予定です。
平成最後の年末に青春時代を振り返ってみませんか?

油井亀美也さんの講演を聞いてきました。

国民文化祭の一環で宇宙飛行士 
油井亀美也さんの講演を聞いてきました。

 

中高生も多く参加する公開講演会で、
竹内さよみ先生と同じく「好きであることが最大のセンス」
と言われていました。

 

自分の好きな事を達成する過程で
苦手なモノにぶつかった時の解決手段の一つとして
「自分が嫌いなモノを好きな人に何故そのモノが好きなのかを聞く」
という方法を紹介していました。

 

なるほど「好きこそ物の上手なれ」を
逆手に取った学習方法だと感心しました。
講演の最後には参加者からの質疑応答の時間がありました。

 

一番感心したのはその時の話の聞き方と答え方の丁寧さ、
優しさでした。必ず質問者を褒めてからの対応。
全肯定には地球から飛び出た人の「度量の広さ」を感じました。              
合掌

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