高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

平成30年12月1日発行 第57号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
まずは11月3日、晴天の中、御本尊 大日如来 
開眼七百年記念法要が無事に終わりました事をご報告いたします。
十三名のお坊様を先頭に稚児が66名、
延べ300名位の参列を頂きました。

 

これまでにもご紹介した通り、当山は神亀4年(727年)に
聖武天皇の勅願を行基菩薩が奉じて創建された九州でも有数の古刹です。

 

多くの資料は残っていませんが、
開創当時は今の豊府高校の辺りに建立されたそうです。
しかしながら創建当時の繁栄も律令制度の衰退や度重なる戦火、
大分川の氾濫などを受け荒廃していったと思われます。

 

そこで今から約700年前に、この上野の大地にお寺を再建致しました。
奈良の西大寺より幸尊律師を中興の祖としてお迎えし、
その復興のシンボルとして造立されたのが御本尊の大日如来様です。
この大日如来様は慶派(運慶の弟子)の仏師、
康俊が幸尊律師在住であった文保2年(1318年)に
造立されたことが分かっており、今年が開眼されてちょうど700年の節目に合う年でした。
法要中は緊張の中、不思議な体験をしました。

 

何故か時間を越えてこの場に居る方々と一緒に
700年前にも大日如来様の開眼供養のお祝を
していた様な感覚に陥ったのです。
「袖振り合うも他生の縁」という諺の通り、
参列者の皆様方とは何度も生まれ変わる
輪廻転生の中での深いご縁を感じました。

 

また、この日の様に、おめでたい節目の日でなくても
歴代の住職様が毎日のお参りをこの場で勤めていて、
自分も今、同じ空間を共有していると思った時に、
とても有難い気持ちになると共に、
多くの魂に包まれている事を実感いたしました。
言葉で言い表すのは難しいですが、
普段には無い繋がりを感じました。

 

法要が終わった後の月参りなどで頂く感想の中で一番多いのは
「感動をした」という言葉です。稚児行列に始まり、
3時間近い長い法要だったので心配もしましたが、
参列した皆様方とは形容しがたい経験を
共有できたのではないかと思っています。

 

私にとっても初めての大きな法要となりました。
至らない点も多かったと思いますが、
有縁の皆さまのご協力で法要を行う事が出来ました。

 

この日の為に何度も集まって下り、
アイディアや練習を重ねて下さったお坊様方、
十月末に大掃除に来て下さった方々、
法要当日に車の誘導や受付をして下さった檀家様。
稚児の着付けをお手伝いして下さった方。
そして参列をして下さった檀信徒の皆さま。
常日頃より見守って下さっている皆様方に
本当に感謝を申し上げます。

 

この度の法要を新たな歴史の一ページとして
大日如来さまは益々霊験あらたかに我々を
見守って下さいます。
悩み苦しみをお持ちの方、どうぞおすがり下さい。

年納め千巻心経のご案内

12月21日(金曜日)午後7時から
金剛宝戒寺 本堂に於いて
「年納め千巻心経」

今年一年を振り返り感謝を込めて念珠繰りを致します。
特に今年お葬式を出したお家の方は
良いご供養となりますのでお越し下さい。

平成30年1月の講習会のご案内

1月8日(火曜日)午後2時から
金剛宝戒寺 本堂に於いて
「落語で初笑い」
県南落語組合 山澤 征さん
          三浦芳行さん

年初めの講習会は県南落語組合のお二人に寄席をお願いしています。
11月10日には仏教会主催の公開講座で
「露の団姫の仏教いろは寄席」を聞いて参りました。
初めての落語体験でしたが
一時間ほぼ笑いっぱなしでした。
平成最後の年初めも「笑う門には福来る」と致しましょう。

編集後記

気がつけば大晦日を迎えようとしています。
今年は何と言っても大日如来様の法要が
一番の行事となりましたが、本堂にはエアコンを設置し、
参道入り口の道路を舗装も致しました。

 

少しでもお寺にお参りをしやすい環境を作っていきたいと思っています。
法要を終え皆様から金剛宝戒寺が
大切にされている事も身に染みて感じています。
心から感謝申し上げます。
良い年をお迎え下さい。   
合掌

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