高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和元年7月1日発行 第64号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
北九州地方は遅い梅雨入りとなりました。
雨季があるのは日本だけではなく、
遠くはお釈迦様が誕生された
インドにも雨季があります。

 

インドのそれは日本の梅雨よりも激しく
草木や虫などが成長し、
河川の氾濫などもあるために
外での托鉢行は避け、
洞窟やお寺などに籠って
事相(勉強)に当てる時期とします。

 

この期間を安居(あんご)
と呼び安居の最終日には
修行者に対し供養が行われ、
それが日本でのお盆の始まり
だとも言われています。

 

私も若い頃には
高野山の安居会(あんごえ)に
参加をしたことがありますが、
今ではそれもままなりません。
自分で勉強をする時間を
しっかりと持たねばと
強く思う近頃です。

6月の講習会

6月の講習会では
臨床心理士の高橋泰夫先生に
お越し頂き「カウンセラーの聞く技術」
と題してお話をして頂きました。

 

一言に「きく」と言っても
「会話を聞く」「名曲を聴く」
犯人を「訊問する」といった
三種類の「きく」に分けることができます。

 

その聞き方により相手から
反感をかったり
傷をつけたりすることもあれば、
逆に元気づけたり、
信頼感や親密感を
増すこともできます。

 

カウンセラーのそれは
「聞くと聴く」を織り交ぜながら
「受容と共感」を基本として
「傾聴」を心がけます。

 

その基本として
@相手の話に耳を傾け、あいづちで理解していることを伝える。
A相手の感情に焦点をあて、同じ言葉で感情を繰り返す。
B話し手が混乱をしている時には話を要約し明確にする。
C否定も肯定もせずに中立的な応答をする。
D自分の価値観や常識を押し付けたり、説教などをしない。
E根拠のないアドバイスをしない。
F相手の語りの邪魔をしない(話を途中で取り上げない)

 

などの説明をうけました。
特に基本となる「あいづち」には、
人それぞれの特徴があるので
少しバリエーションを増やすと、
より共感が増します。

 

その方法としては「ウン」と
うなずくだけでなく、
ハ行の「はひふへほ」を用いるのが
コツだと紹介してくださいましたが
「ひ」だけは使えないと笑いをとっていました。

 

また話しやすい雰囲気づくりとして
し手との座る位置や距離。
A目線の置き方、声の高さや声のトーン。
B足組や腕組みなどの姿勢。
C聞き手側の表情なども
とても重要との事でした。

 

これまでの橋先生の
経験談なども交えながら、
人と接する時の心得として、
マイナスの状況にあっても、
話し手が何がしかの向上心や
克服しようという気持ちを
持っていることに気がついたら、
その労をねぎらい
「頑張っていますね」と
認めてあげる。

 

自分とは異なる生い立ちや
考え方を受けとめる許容性や
寛大さを持つことは
聞き手側の人間性や
人格を向上させることにつながる
との講演でした。

 

「人間」はその字の如く
一人では生きて行けません。
身近な人間関係から
今回の講習会で学んだことを
活かして下さると幸いです。
長時間にわたる熱弁を
ありがとうございました。

 

8月の講習会

8月の講習会は有りませんが
8月21日(水曜日)には
千巻心経の数珠繰りと
供養盆踊りが有りますので
参加をして下さい。

境内と本堂の大掃除

早いもので来月は盆月です。
本堂と境内の大掃除を行います。
可能な方はご協力をお願い致します。

8月4日(日曜日)朝6時から一時間程度
本堂ならびに境内の大掃除

納骨堂の合同供養

上野の森 納骨堂の合同供養も行います。
契約者でない方も歓迎いたします。

8月14日(水曜日)朝6時半から
金剛宝戒寺 本堂に於いて
*どなたでも参加出来ます。

編集後記

私事ですが6月に次男の
中体連がありました。
残念ながら県大会への
出場はなりませんでしたが、
小学校時代にはユニホームに着られていた
子供たちの身長も伸び、
精一杯に戦っている姿が
まぶしかったです。

 

子供たちだけでなく、
親御さんたちにも恵まれ楽しい
小中学校の八年間でした。
つくづく恵まれた環境にいると
感じています。
仕事柄あまり協力は
出来ませんでしたが
感謝の気持ちで一杯です。                
合掌

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