高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和元年12月1日発行 第69号

檀信徒の皆さま、こんにちは。
気がつけば師走。
今年もあっと言う間に年末がやって来ました。

認知症の家族を看取った私の経験談

さて、11月の講習会は
「認知症の人と家族の会」より
三浦恵子さんにお越し頂き
「認知症の家族を看取った私の経験談」
と題してお話をして頂きました。

 

三浦さんのお父さまは
1つ質問をすると10の
返事を返してくれるような方
だったそうです。

 

学校の先生を勇退されてからも
80才まで水泳や囲碁、詩吟などに
通う認知症とは縁遠い方でした。

 

しかし80才のお誕生日をひかえ、
自動車免許の更新に出掛けた日に
認知症が突然の様にやって来ました。

 

夕方になっても帰って来ない自宅へ、
佐伯のレッカー会社から
「お父さまの運転している車が
河川敷に落ち込んでいるので引き上げました。
これから大分まで連れて行きましょうか?」
との電話が入ったのです。

 

受け入れがたい事実に動
揺をしたのはお父さまだけでなく、
ご家族全員でしたが、
後日長谷川式認知症スケールでの
検査結果では既にアルツハイマー型認知症の
中期だったそうです。

 

それからお亡くなりになるまでの
約6年間を振り返り、
時には涙ぐみながら
お話をして下さいました。

 

認知症の人が取る周辺行動の一つに
「徘徊」がありますが、
今では徘徊という表現を
使わない事を今回の講演で知りました。

 

その理由は認知症患者の
徘徊は意味もなくうろついているのではなく、
何かしらの原因やきかっけがあり、
本人なりの目的があっての行動だからです。

 

三浦さんのお父さまにも
同じ様な行動があったそうですが、
その訪れる先は過去に心おぼえのあった
場所ばかりだったそうです。

 

そこで叔父様がお父様とご家族を乗せ、
思い出の場所へとドライブへ
連れて行ってくれるようになってからは、
一人で歩き回る様なことは無くなった
と教えてくれました。

 

 

認知症と家族の会は
全国規模の団体で、1980年の結成以来、
会員は一万二千人にもなります。

 

大分にも400人の登録者があり、
その多くは患者さんとご家族ですが、
三浦さんの様に様々なサポートに
まわってくださるスタッフもいらっしゃいます。

 

地域包括支援センターとは
違った角度からアドバイスや
ケアを受けることができますので、
関心のある方はホームページなどで
調べてみて下さい。

 

認知症の人と家族の会

年末の行事

特別伝道に参加された方々から
お話を伺っていますと「元気になった」
「気分がスッキリとした」いったご感想が多いです。

 

12月は当山でも数珠繰りをしますので、
ぜひ元気をもらいに来て下さい。
今年は始まりの時間を1時間早めて
午後6時から行いますので、
お間違えの無いようお願い致します。

 

日時 12月21日(土曜日)18時より
場所 金剛宝戒寺 本堂に於いて
「年納め千巻心経」

 

今年お葬式を出された方は
初詣には行かれないと思います。
除夜の鐘をついて新年をお迎えしませんか?

日にち 12月31日(火曜日)
時間  23時45分ころから2時間位
国重要文化財 ご本尊 大日如来 御開帳と
除夜の鐘つき

新年の講習会

新年も変わらずに講習会を続けて行きます。

日時 令和2年1月8日(水曜日)14時から
場所 金剛宝戒寺 本堂に
講師 矢野大和さん
演題 一期一笑〜愚痴を言っても始まらない

編集後記

私の今年の一年の目標は
「笑顔」でした。

 

余り変化が無かった様に
感じられたかもしれませんが、
毎朝のお勤めで仏さまにお約束をし、
一年間心掛けを致しました。

 

そして多くの御利益も
頂いたように感じています。
沢山の方々と新たなご縁を頂き
本当に充実をした幸せな一年でした。

 

特に小橋さまにはお墓までの
砂利道をアスファルト舗装して頂き、
お寺もより良くなったと実感しております。
本当にありがとうございました。

 

来る年が皆様にとってこれまでで
最高の一年となりますように
大晦日から拝んで生きたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。 
合掌

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