高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和4年3月1日発行 第96号

檀信徒の皆さまこんにちは。
この時期の夜明けは最高です。
私がお堂に入る六時半前には白々と明けてきます。

 

文章にすると「白々と」になりますが、
何とも言えない桃色に空と山の境が染まっていきます。

 

その昔はもっと建物が少なかったとは思うのですが、
朝の時間は建築物も真っ黒で日中の様な個性を示しません。

 

何代も昔の住職もこの様な夜明けを
眺めていたのかと思うと感慨深くなります。

 

皆さんにもお見せしたいような、
自分だけの宝物にしておきたいような大切な時間です。

 

星まつりのお札

さて星祭りが終わったら今度は春のお彼岸です。

 

星祭りのお札は各々が生まれ持った星と、
今年の星の巡りによる吉凶を調べ、
大難が小難に小難は無難へと。
また無難は開運へ向かう様に祈願しています。

 

それと共に金剛宝戒寺のご本尊様の分身を
皆様にお届けしているつもりです。

 

お札を受け取られたら封筒からお札を出し、
帯を切ってからお名前と年齢(数え年)に
間違いが無いかご確認をしてから、
お仏壇の中や大黒柱などの
少し高いところにおまつり下さい。

 

きっとご本尊様が一年間の平安を
お守りくださることと思います。

お経本とお念珠

話は変わりますが、お葬式が終わった後日、
喪主ご家族様にはお寺参りに来ていただきます。

 

その時にはお葬式では話せなかった
故人様の思い出話をしたり、
様々な質問を受けたりもします。

 

またお寺からは仏前勤行次第(仏前のおつとめ)をお渡しして、
これから続く逮夜参り(七日参り)で
一緒にお唱えする事をお勧めしています。

 

文字数は少ないお経本ですが内容は濃く、
私たち僧侶が出家する際にもお唱えする程の
大切な内容になっています。

 

本来は亡くなった故人様にお唱えを頂きたいのですが、
肉体がなくなった今となってはそれもご無理なので、
故人様に代わりご遺族に読経をして頂きたく思っています。

 

そうした供養を続けてきた結果、
今では月参りでも多くのお檀家様と一緒に
般若心経をお唱えするようになり、
とてもうれしく思っています。

 

その反面、時々気になるのがお経本の扱い方です。
作法と言えるほど事では無いのですが
お経本はお釈迦さまから授かったとても大切な教え(法)ですので
直接、畳や床に置くのは控えた方が良いかと思います。

〜ワンポイントアドバイス〜
お経本や念珠は直接、床や畳に置かない事。

自然に大日如来を感じる

2月13日の早朝の雨は暖かでした。
私は朝のルーティンとして、お勤めの前に
お墓のお参りと納骨堂のお参りをした後に
本堂の前で六方拝をします。

 

雨の日は雪駄ではなく長靴を履き、
傘を差しているのですが、
傘に落ちる雨音がとても優しく感じられました。

 

まるで「焦らなくて良いよ。このままで良いよ。」
と諭されている様な気持ちになりました。

 

後から「何に焦っているのだろうか?」
と自問自答をしてみても答えは出てこなかったのですが、
閉塞感漂うコロナ禍の毎日と、
2月の講習会がお休みになったのを
知らぬ間に気にしていたのかもしれません。

 

大日如来様とは言葉にすると宇宙の真理です。
現象としては森羅万象、命の源です。

 

鳥のさえずる声や旗をなびかせる風にも宿っています。
そんな大日如来様に包まれたような心地の良い瞬間でした。

 

その後、何度も薄氷を見ていますが三寒四温。
確実に春は近づいています。
今を楽しみましょう!

コロナ禍になり高野山真言宗でも
多くの研修が見送られてきましたが、
2月には二つの研修会が行われました。

 

その様な経緯から今回は両方ともリモート研修となりました。
音声の途切れや雑音などが入ることもありますが、
おおむね不便なく質疑応答まで出来ます。

 

これまでは研修に参加するために
月忌の変更をお願いしたり、
交通費や移動時間を割いての参加でしたが、
ロス少なく出席が出来るのは画期的です。

 

今後はコロナが収束しても
利用され続けられると思われますが、
研修後の懇親会が無いのは寂しくも感じました。
合掌

講習会のお知らせ

日時 4月8日(金曜日)10時30分より
演題 「法話の会」金剛宝戒寺 本堂において

 

令和4年3月1日発行 第96号

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