高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和4年8月1日発行 第101号

檀信徒の皆さまこんにちは。
午前中のお寺はセミの声のシャワーを浴びているようで、
知らぬ間に声が大きくなってしまいます。

初めてのお参り(棚経)

あっという間にお盆月がやってまいりました。
先月のお便りでは修行時代のお話を少し書かせて頂きました。

 

その修行中に夏休みが有ると聞くと
意外と思われるかもしれませんが、
お寺の息子が多く、どのお寺もお盆は忙しいので
その間は帰省をして棚経の手伝いをするようになっています。

 

私も初めてお檀家参りをさせて頂いたのは盆月の棚経でした。
当時は一生懸命、立派に見える様にお唱えをしたつもりですが、
今になってみるとたどたどしいお経に聞こえたかもしれません。

 

一年目は、お檀家さんのお家も良く分からず、
副住職という事もありお経が終わった後には身の上なども尋ねられ、
予定を大きく遅れてお寺に帰ったのが夜の8時近くだったことを覚えています。

 

その時に一緒にお参りに汗を流していたお坊さんも
先代の住職を含め二人遷化され、
少しずつ世代交代をして今年も4人で周らせて頂いております。

新人お坊さんのご紹介

今年から久住の板切観音寺の
お孫さんにも加勢をいただいてます。

 

彼は今年の春、高野山大学を出て、
今は専修学院で修行中です。

 

当時の私と比べると立派で、
全く物怖じしない様に見えますが、
やはり緊張もしていると思います。

 

私も含め、若い僧侶は檀家様から育てて頂く所が大きいです。
特に年少の頃は上野やご近所に伺わせて頂くしきたりになっています。
どうぞ長い目で見て頂きますよう、宜しくお願い致します。

なぜ手を合わせるのか

コロナ禍で季節の行事が出来にくい状況にありますが、
盆暮れ正月は家族でそろいたいものです。

 

特にお盆はご先祖様もお迎えし、
皆で手を合わせる貴重な年中行事です。

 

私たちがお仏壇やお墓の前以外で手を合わせるという時は、
誰かに何かをお願いする時、もしくはこちらの希望を叶えてくれた時、

 

例えば大病をして手術が成功した時や
子供や孫が無事に生まれてきた時にも
思わず手を合わせる事と思います。

 

つまり自分の願いが叶ったり、
思いもしない幸運に巡り合った時に手をあわせます。

 

仏事で手を合わせる事も
実は全くこれと同じことであることに
私たちは気づかずにいるような気がします。

先祖供養とは

自分や子供の存在があるという事は、
間違いなく命をつないで下さった「先祖」が居るという事です。

 

自分には両親が2人いて、祖父母が4人、
総祖父母が8人と言う様に数え、10代遡っただけで1024人、
20代遡ると104万8576人のご先祖様を数えることが出来ます。

 

平均寿命が30才とすると20代で約600年。
室町時代になります。

 

自分や子供・孫が存在するには
この何百倍ものご先祖様が不可欠で、
一人でも欠けてしまっていたら、それこそ今生まれていないのです。

 

その様に考えた時、月に一度、
もしくは一年に数回は初心に立ち返る時間を持つ事は
決して無意味な事ではないどころか、
もしも現状に停滞感などを感じているのであれば、
改善することにもつながると私は思っています。

家族そろってのご供養

お盆やお彼岸の日時のお問い合わせを頂いた時に
変更を希望されるその理由が、
「子供や孫が帰省してるから…」と言われるときがあります。

 

色々なご都合があるのだろうと思い、
なるべく都合を合わせるようにはしていますが、
私の願いとしては折角の帰省とご供養の日にちが重なったのであれば
是非ともご家族皆さんとそろって手を合わせる時間にして頂きたいなと思っています。

 

泣いていても多少騒がしくても全く構いません。
逆に棚経でその様な場面に遭遇すると
お仏壇の奥からご先祖様の喜ぶ顔が見えてくるような気がしています。

お知らせ

中 止

8月21日(日曜日)千巻心経・供養盆踊り
9月7日(水曜日) 巡回御詠歌講習

8月の現時点でコロナ感染者の収束が予測できませんので
残念ながら中止と致します。

 

お盆前に山門の修理も終わりました。

 

令和4年8月1日発行 第101号

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