高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和4年11月1日発行 第104号

檀信徒の皆さまこんにちは。
一雨ごとに寒さが増し鍋好きには
嬉しい季節になってきました。
巷ではお節料理の受付が始まっており、
商いからも四季の移り変わりを感じています。

10月の講習会

8日の講習会は「仏前のおつとめ」の中の
発菩提心真言(オンボウジ シッタ ボダハヤミ)と
三昧耶戒真言(オン サンマヤ サトバン)についてお話をしました。

 

仏教と花には深い関係があります。
お釈迦様の出産をひかえた摩耶夫人は里帰りの途中、
ルンビニーで綺麗に咲く無憂樹(むゆじゅ)の枝を折ろうとして
腕を伸ばした時に右脇からお釈迦様を産み落としたと伝えられていますし、
お釈迦様が入滅された時には沙羅双樹が悲しみのあまり枯れたとも伝わっています。

 

また、お釈迦様を始め大日如来さまや観音様、阿弥陀如来さまなど
多くの仏様は蓮台に居られ、蓮には五つの特徴があると言われています。

 

@汚泥不染(おでいふぜん)蓮華は泥に染まらず、
泥を栄養として咲き、開いた花には泥が付いていることがない。泥は娑婆世界を表す。

 

A一茎一花(いっけいいっか)一つの茎に一つの花が咲く。
それぞれが唯一無二の存在である。

 

B花果同時(かかどうじ)花が咲くと同時に種が出来る。

 

C一花多果(いっかたか)一つの花には多くの種が出来る。
一人が悟ると多くの人を幸せに出来る

 

D中虚外直(ちゅうこげちょく)茎が一直線に伸びる様に、
迷うことなく修行に打ち込む。これらを「蓮の五徳」と言います。

 

 

仏前のお勤めの解説に、発菩提心真言とは清浄な信心を発し、
生死を超えた解脱の道に到ることを願う真言。

 

三昧耶戒真言は私たちの持つ仏性を信じ、
御仏の導きに応えるべく精進することを誓う真言。
とあります。

 

 

元々、言葉では言い尽くせない深さのある呪文(陀羅尼・だらに)が
真言ですので何とも説明が難しいのですが、

 

私は発菩提心真言とはDの中虚外直であり
三昧耶戒真言とはBの花果同時ではないかと
講習会でお話をさせて頂きました。

 

私たちはこの世に産み落とされた時、
花開いた時から仏性の種を持っているのですが無自覚でいます。

 

それに気がつくための真言がオンサンマヤサトバンであり、
一心不乱に突き進むための真言がオンボウジシタボダハヤミです。

 

これらを自分自身に言い聞かせながら毎日お勤めを繰り返し
唱えているのだと思うと勤行の深さも違ってきます。
(この説明はあくまでも個人的見解です。)

開創1300年記念事業の説明会

講習会の30分後からは先日ご案内を出した
開創千三百年記念事業の説明会、
ならびに質問会を行いました。

 

本堂の落慶や、国重要文化財 
大日如来坐像の修復事業の時には、代々の住職が先導を取り、
総代様と相談の上、事業を行ってきました。

 

しかしながら長年言い続けられている「お寺離れ」は
住職から檀家様への説明不足、
伝達不足も一因にあるのではないかと思い、
今回の事業によって、これから目指す檀家寺のあり様を
皆さまにも知って頂きたく、3回の説明会を開くことにしました。

 

紙面では足りませんが、設計事務所の阿南さんから
平面図の配布と説明がありましたので、
参加された方には概ねの会館部分の規模と設備は
ご理解いただけたのではないかと思います。

 

もう少し厳しいご意見や質問があるのではないかと思っていたのですが、
阿南さんの説明が行き届いてこともあり、
皆様からは建設的なご意見を頂いたように感じています。

 

しかしながら、少しでも疑問点や要望があれば
質問などをして頂き、それらを皆さんとの共通理解にしていくことで、
より良い事業につなげることが出来るのではないかと思っています。

 

3回の説明会を通し、承認が頂ければ来春にでも着工に掛かる予定です。
その際はご寄付をお願いすることになりますが、
竣工した時には個人名は伏せた上で会計報告を行います。
また大日堂の周りに石造りの柵を作り
篤信者のお名前を残したいとも検討しています。

ご案内

12月8日(木曜日)14時から
金剛宝戒寺本堂において「法話の会」

 

12月11日(日曜日)14時から
開創千三百年記念事業説明会

 

令和4年11月1日発行 第104号

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