高野山真言宗 清瀧山 金剛宝戒寺

令和4年12月1日発行 第105号

檀信徒の皆さまこんにちは。
うさぎの足音が聞こえてくる時期となりました。
今月も跳ぶように過ぎていきそうです。

11月の講習会について

さて、11月の講習会は「仏前のおつとめ」の中の
般若心経について説明をしました。

 

般若心経の解説は以前にもお話したことがありましたので、
今回は詳細というよりも般若心経の意訳を中心に致しました。

 

様々な葛藤の中で、
今世は僧侶として生きてみようと思った身としては、
皆さんに仏教を広めていく事は
私にとって大きな課題と考えています。

 

自分の人生を振り返ってみると、
悩み多き青年期を送って来た様に感じています。

 

それは般若心経の説くところの「空」とも言えます。
自ら苦労を背負ってきたのかもしれませんし、
現実的にその様な場面が多かったのかもしれません。

 

それらから何とか脱却したくて、自己啓発系の本や、
カウンセリング的な本を開いたりもしましたが、
結局はお釈迦様の教えに戻って来た、というよりも、
仏教にたどり着いた気がしています。

 

ですから、もしも皆さんの中にも、
何か思い悩むことが有るようでしたら、
仏教を古典や昔話、絵空事としてではなく、
日常に活かして頂きたいとの思いがあります。

 

仏教は難解で理解しがたいと
思われている方もいるようですが、
「四苦八苦」や「縁起」「因縁」など
仏教用語であると意識しないまま
日常で使われている言葉があるように、
日本人の根底には仏教的考え方が浸透していると思います。

 

また、これだけグローバル化が進んで
地球が小さくなってしまった今こそ、
必要とされる宗教ではないかと思っています。

 

 

般若心経で説かれる「空」の思想には、
諸説様々な解釈があります。

 

日常に活かす考え方の一つとして
「自分中心的な視点から離れたものの見方」を
上げる事が出来るのではないでしょうか。

 

「自分中心的でない」とは「相手の立場になって考える」というばかりでなく、
「時間や空間、ミクロ・マクロさらには
現代の科学ではまだ解明できていない事さえも視野に入れて想う」
ことなのではないかと思っています。

開創1300年記念事業 説明並びに質問会

講習会の後、3時半からは今回も記念事業の説明会を行いました。
先月よりも多くの方々にご参加頂き、
前回以上に活発なご意見を頂きました。
(後日、別紙にて報告致します。)

 

思い返すと、私が副住職としてお寺に入った頃は、
年に数回はご自宅での葬儀がありました。

 

しかし、今ではほぼ全てが葬儀会館での葬儀になっています。
そしてコロナ禍となり葬儀は縮小化され、
いわゆる「家族葬」が増えています。

 

ところが実際に執り行ってみると、
親しい友人やご近所の方々が
お参りに見えていることがよくあります。

 

お別れの時を必要としているのはご家族だけではなく、
親友や知人にもあるようです。

 

そして故人の知らない一面をお別れに来た方から聞き、
遺族が気持ちを新たにすることも少なくありません。

 

決して華美にする必要はないと思いますが、
一生を振り返った時に、家族ばかりで
お見送りしてしまうのは少し寂しい気がするのです。

 

もしも、ご家族のみのお葬式を選択する一つの理由に、
葬儀費用があるのであれば、
お寺でお葬式や法事をすることにより
解決できるのではないかとの思いもあり、
今回の記念事業を提案致しました。

年末年始の行事予定

12月21日(水曜日)
●中止 千巻心経

来年は年中行事も行いたいものです。

日にち 十二月三十一日(土曜日)
時間  二十三時四十五分ころから二時間位
国重要文化財 ご本尊 大日如来 御開帳と
除夜の鐘つき

 新年も変わらずに講習会を続けます。

日時 令和五年一月八日(日曜日)十四時から
場所 金剛宝戒寺 本堂において
講師 矢野大和さん
演題 「やっぱり日本って素晴らしい」

今年も一年大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。        合掌
令和4年12月1日発行 第105号

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