上野の森樹木葬の願い

緑豊かな自然に抱かれた上野の森に、新しい形の供養の場所
「上野の森 樹木葬」が開園いたしました。

お一人で、ご家族と、そして大切なペットと共に。

「上野の森 樹木葬」は、お一人でのご利用はもちろん、ご夫婦やご家族はもちろん、親友そして大切なペットとも一緒にお眠りいただける新しい形の樹木葬です。

「ペットと一緒のお墓なんて、少し不謹慎かもしれない…」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

江戸時代の俳人、松尾芭蕉は『奥の細道』の中で「不易流行~ふえきりゅうこう~」という言葉を残しました。

不易流行とは、時代を超えて変わらない大切なもの(不易)と、時代と共に変化していく新しいもの(流行)を、どちらも大切にし、調和させていくという考え方です。

私たちがペットも一緒に入れる樹木葬を作りたいと考えたのは、10年以上前の忘れられない出来事がきっかけでした。

あるおばあ様は、長年連れ添ったご主人を亡くされ、深い悲しみに暮れていらっしゃいました。
仲睦まじかったご夫婦をよく知る周りの方は、奥様が眠れない日々を過ごし、薬に頼るようになってしまったことを心配していました。

そんな時、お子様から「猫を飼ってみたらどうか」という提案がありました。
実はおばあ様は昔から猫が好きだったのですが、ご主人が猫を苦手としていたため、これまで飼うことができなかったのです。

思い切って猫との生活を始めたおばあ様は、まるで魔法のように穏やかな眠りを取り戻されました。日々の会話はもちろん、夜になるとその猫が布団に入ってきて、おばあ様を温めていたそうです。

この話を聞いた時、私たちは強く感じました。「現代において、ペットはまさに家族の一員なのだ」と。

かけがえのない家族であるペットと共に、安らかに眠れる場所を提供したい。そんな想いから、「上野の森 樹木葬」は生まれました。

新しい時代の供養の形として、「上野の森 樹木葬」が皆様にとって心安らぐ場所となることを願っております。